動物対話士(R) の伊東はなんが、方言まで再現する的確なペットの通訳で飼い主さんとの本当の愛と豊かさを引き出してお伝えします。
どちらの気持ちを優先すべきか…?
2008年11月20日 (木) | 編集 |
古くからの犬友達んちのワンコくんの体調が
とても辛い状況になってます。
お友達のリクエストで、彼(ワンコくん)の話を聞きに
お友達の家に行ってきました。

これが参考になるならどんどん書いちゃっていいよって、
辛いときでも私に協力してくれる友達に感謝しつつ、
記事をUPします。
確かにたくさんの人に参考になる内容だと思います。

彼は11歳の小型犬。
家族はお友達とそろそろ20歳になる猫ちゃん。
そして長いこと入院したままのお母さん…です。

彼はとても男気あふれるワンコくんで、
かっこ悪いところを誰にも見せたくないという気持ちが強い子です。
そして家族に迷惑かけたくないという気持ちの強い子です。
僕のことより家族のことを最優先する子です。

そんな彼がある日突然体調を崩し、
下血はとまらないし、食欲もあまりない…という状況に
なってしまい、最期のときを覚悟する必要も出てきました。
手術すれば何とかなるかもしれない。
けど、なんともならないかもしれない。
針をさして細胞検査をしても的確な答えが出るとも限らず、
状況についてはなんとも言い難い状況だと
獣医さんにいわれたそうです。

そこで、お友達は彼に手術についてどう思うかなどを
聞いてほしいといわれました。
以下、ワンコくんとお友達と私の会話です。
(彼:ワンコくん 友:友達 は:はなん)
-----------------------------------
友:この子は手術して楽になりたいのかな?
  それとも病院は嫌いなのかな?

彼:手術はしなくていいよ。
  本当に痛くてやばくなったらその時にしてくれれば。
  でも、手術しないまま死んじゃったときに
  お姉ちゃんが自分を責めなければそうしてほしいけど、
  そうじゃなかったら手術したほうがいいんじゃない?

(は:上記内容をお友達に通訳)

友:(大粒の涙をぽろぽろ流しながら)
  私のことよりもあんた(ワンコくんの気持ち)はどうなのよ?!

は:さっき「手術しないでいいよ。痛くなったらにしようよ」って
  言ったじゃん。
  けど、手術しないで死んでも自分を責めないことが
  彼の意見を採用するための約束だよ。
  それが無理そうなら「手術受けて」ってお願いするしかないんじゃない?
  彼もそう言ってたでしょ?

友:・・・(涙)
-----------------------------------

このやり取りの後、お友達は私に
「ほかの飼い主さんたちはこういう時どうするの?」と
質問しました。

一般的にはペットの意見を優先することが多いです。
けど、ペットの意見に同意できないときも多々あります。
そんなときは間に入っている私が事細かにインタビューして
どちらの意見に合わせたほうが得策かをそれぞれから聞き出します。

お友達の場合、最初は手術をせずに万が一の事があったときは
自分を責めると思っていたけど、ふと、自分の家族はみんな
病院嫌いだったことを思い出して
「やっぱりあんたもうちの子だね」と涙ながらに苦笑してました。
だったらしょうがないか~といって、今のところは手術せず
自宅療養することになりました。

もちろん私も友達も、いつまで自宅療養するかは分かりません。
見るに耐えない辛さを感じたら手術や入院をお願いするかもしれません。
でもひとまず揺れている心がわずかの間だけでも落ち着いたのなら
その間は穏やかに過ごせるわけですからそれでいいと思います。

お友達はこう言いました。
「いつも困ったときばっかり頼りにしてごめんね。
 また考えがゆれることがあると思うけど、そのときは話を聞いてやってね」と。
もちろんです(^^)
私に「いい加減にしなよ」って言われても、それでも頼ってくれるなんて
それこそありがたいしもったいない友達です。
このお友達だけじゃなく、どんなクライアントさんともこうして心を開いて
お話できるような関係になりたいなと思います。

お友達へ:
とにかく今できることをやろう(^^)
毎日大変だけど無理しないで。
彼もあなたも、お互い持ちつ持たれつな関係なんだから
今、彼がいる間にしかできないことをたくさんやってちょうだい(^^)v
またなんかあったら連絡ちょうだいね。
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