動物対話士(R) の伊東はなんが、方言まで再現する的確なペットの通訳で飼い主さんとの本当の愛と豊かさを引き出してお伝えします。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
噛む子
2008年05月26日 (月) | 編集 |
セッションウィークの最初のお話し相手は柴犬の女の子。
ご相談内容は「噛む理由」と「飼い主に望むこと」でした。
リードをつけようとすると、何かにキレたかのように
突然噛み付きに来るそうです。
噛まれた傷は深く、抗生剤が必要になるほど…。
けれど人間が逃げると心配するようにそばによって来るそうです。

トイレはお散歩でしかしないため毎日欠かさずお散歩に行きます。
けれどリードをつけようとすると噛まれるため、
リードはつけっぱなしだそうです。
お散歩に行こうとしてリードに触ると噛んでくるそうです。

でもそんなワンコちゃんでもかわいくて大事なわが子。
どうにか穏やかにくらしていきしたいと、
主に噛む理由についてを聞くためにお申し込みくださいました。

以下、このご相談についてのHANAnのセッション内容です。
ご依頼者さまのご希望によりご本人とワンコさんのお名前は
伏字にしています。
私からのメールはいつもどおり長いです(^^;
* * * * *
【はじめに:お写真から感じること】
(このカテゴリーの文章は、◇◇様からいただいた文章を見ずに、
 ○○ちゃんのお写真だけを見て感じたことを書いています)

とても自分を正当化するのが得意な子のようです。
怒られると一瞬反省した「振り」はしても、
心の底では人間に対して「まったくもう~」と呆れる感じ。
自分を曲げることは得意ではなく、
いい意味ではまっすぐな、悪い意味ではガンコな感じです。

おそらく子供のころは「蝶よ花よ」と
大事に大事に育てられたのではないかしら?と思います。
それは彼女にとってとても心地よく、ステキな思い出となっているようです。
この文章(蝶よ花よ)を書いていたら、○○ちゃんのお顔が
お写真越しに緩んできたように感じました。

「あのころは良かったのよ」と、昔を懐かしんでいるようです。
よしよしって頭から背中にかけてなでられるのが印象的だったようで、
目を細めてなでられているシーンを伝えてくれています。
ご飯は手作り食をしたことがございますでしょうか?
赤いお肉の塊がステンレスのやや深めのお皿に入っているのが
イメージとして送られてきます。
お出かけは彼女的にはあまり遠出した記憶はないのだけど、
それについては全然不満ではないので問題ないと
言葉ではなく感情で伝えてくれました。
良かった時代のことをいろいろ回想しているようです。

今度は思い出す内容がだんだん今の時代に近づいてきました。
3歳くらいのころから始まって、4~5歳ころにかけて
今の○○ちゃんが形成されてきたようです。
「みんなが私の言うことを聞かなくなってきたの」…と
言っているようです。
生活パターンが変化したか、人間が犬との生活を見直して
何かを変えたか…という感じです。
○○ちゃんが自ら変えたのではなく、人間が変わったから
彼女も変わらざるを得ない…という印象が伝わってきます。

本当は◇◇さまが困っておられるほど強い子ではないと思います。
とても機転が利く頭の回転の速い子だけど、
実は自分は後ろからチトチトとついていくだけのほうがいい…と
思っているようなかわいらしい子だと思います。


【噛む理由】

まずはダイレクトに「どうして噛むの?」と聞いてみました。
すると「かんでないよ?!」というお返事・・・。
あれれ???と思いながらイメージの中で、昔好きだったと教えてくれた
頭をなでる行為をしようとしたら予告もなくガブッっとされる感じがしました。
背中をなでるのもダメ、頭をなでるのもダメ…。
何度かかまれてもめげなければ、触って~と来るような感じでした。

イメージの中でガブッとしたとき、私が○○さんに
「それを噛むって言うんだけど~」と言いました。
するとやっぱり「違う。かんでない」と。
自分は悪くないんだと言いたいようですし、
噛もうと思ってやったわけではないので噛んだうちには入らないようです。

噛む動作をする瞬間はおそらく無意識だと思います。
そして口に物が入った時(噛み付いた瞬間)にふと我にかえり、
その動作を肯定する感じがします。

動作の肯定=私じゃなくてお前(かまれた人)が悪いんだ!

なので、「あぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」と周囲がビックリするような声を立て、
形相を変えて、より深く噛み付いているような感じを受けます。

特に手がイヤみたいな感じがします。
手が近くに来ると(視界に入ると)反射的に無意識に突進してしまう感じ。
無機質なもの(車や自転車など)よりも人間に反応するように感じます。
「やられる前にやれ!」という感覚が根付いてしまっている感じがしました。

なので、「噛む理由」としては「理由はない」になってしまいそうです。
「そこに手があるからだよ」という感じ。
しかし「やられる前にやれ」という感覚のお話しを書きましたが、
実際に噛む時はそんなことを考える余裕もないほど
瞬間的に体が動いてしまうように感じます。


【飼い主に望むこと】

この質問をすると、○○ちゃんの雰囲気は
「甘えたがりでクール」という感じがします。
甘えたいけどあんまりそういう姿を見せるのが好きではない感じ。
自分のキャラじゃないと思っているようです。
なので最初に「何かお願いしたいこととか言いたいことはない?」と聞いても
「別に~」という感じでした。
けれどこれはそういう「振り」をしているだけという感じが
ありありと伝わってきます。
言いたいけど言えない感じです。

その感情から何か見えるものはないかと○○ちゃんの気持ちに
もう少しポイントを絞ってみました。
ここからは少しきつい表現になるかもしれませんが、
ご了承ください。


言いたいけどいえない気持ちという部分に引っかかりを感じました。
遠慮をしているというふうではなく、自分の意志として言いたくない感じ。

メールを拝見する限りでは「かわいいうちの子」という感情が
たくさん伝わってくるのですが、○○ちゃんというフィルターを通して
その関係を見てみると、必ずしもそうではない感じがします。

お写真越しにお話しをしていると、○○ちゃんは飼い主さんのことを
イマイチ信頼し切れていない感じがするのです。
ということは人間も○○ちゃんのことを心底からは
信頼していないのではないかなと思ってしまいました。
噛み付きという行為がそうさせているのもあるかもしれませんが、
それを超えたところでの愛情表現が必要な感じを受けました。
今の私には人と犬との間に見えない厚い壁があるように感じられます…。


【お話しを終えて】

「うちの子凶暴なんです」(とはダイレクトにいいませんが^^;)という方の
ペットさんのセッションのご依頼もたくさんあります。
そういう子たちは大抵、目が三角なんですが、○○ちゃんのお写真は
それほどでもないのです。
その辺にちょっとしたギャップを感じながらお話しをさせていただきました。
本当は情に厚く、責任感の強い子なんだろうなと思います。
今の○○さんはいろいろなことを試しているのだと思いました。
試してはあきらめ、試してはいらつき…という感じ。
「懇々と話して聞かせる」ということをしてみてください。
たぶん今の○○さんは「聞く耳持たず」だと思います…(^^;
ですのでそこを直すことで、だいぶ状況が改善できるのでは…と思います。

> こちらが逃げ切ると心配するようにそばに寄ってきます。

これは、心配・・・というよりも遊びの一環として
近づいていっているように感じます。
本当はもっともっといろんなことをして飼い主さんと遊びたいのだと思います。


きっと、最初にセッションのご希望をなさった時は、
こんな話の流れになるとは思っておられなかったかもしれません。
もっとやんわり&ほんわかな話が聞ければ…と思ったんじゃないかなと
考えています。
もしYESであれば、事態は思っておられるより深刻だと思ったほうが
○○さんのためかも…です。
予想通りだった・・・ということであれば、
そう感じておられた感覚を大事にしていただき、
「飼い主として『うちの子』とどう付き合うのがベストか」というのを
改めてお考えいただければ・・・と思います。

* * * * *

メールの送信が終わり、ワンコさんに「いろいろありがとね」と
画像ファイルを閉じようとしたら、ワンコさんから一言ありましたので
それもご依頼者さまにお伝えしました。
メールセッションではよくあることなんです(^^)

* * * * *
◇◇ さま

HANAnです。
たびたびスミマセン。

お仕事を終えて、
開いていた○○さんの写真を閉じようとしたら
「ゴメンね」って○○さんからの言葉が届いてきました。
私にではなくママへの言葉のように感じました。

ママが嫌いでそういうことをしているんじゃない。
やりたくてやってるわけじゃない。
そういう感情の上の「ゴメンね」の言葉だった気がします。

せっかく○○さんが伝えてくれた感情なので、
一度セッションのメールを送ってしまったけど、
追伸として送らせていただきました。

どうぞ○○さんと仲良くお過ごしください(^^)

* * * * *

翌日、ご依頼者さまからお返事を頂きました。

* * * * *
HANAnさんありがとうございます。
朝から何度も何度も読み返しました。
うちの子になってからまさにその状態で育てた子です。
2歳から手作り食で、ずっとステンレスの食器を使っています。
食については旺盛で、残したことがありません。

○○には噛んでいるという認識はないのですね。
それについても思い当たります。
噛む時とその前後のギャップがあまりにも激しいので、
その時は別の人格が乗り写っているのかと思うほどです。
病気でないかと思ったこともありました。
噛む時の声、本当にそのままです。

何が変わったか、今はっきりと思い当たることはありません。
治療で怖い思いしたのか、他の子と出かける機会が増えたことなのか…
もう少し振り返ってみたいと思います。

心の底から信頼しきれていない…
それはその通りです。
なでていて噛まれたことがあるので、
いつどんなことで噛まれるかわからないと身構えている自分がいます。
○○がそばによって来ても、家の中ではなでてあげることができません。
その状態は○○にも伝わっていて当然です。

追伸のごめんねには泣けました。
私たちが悩み、苦しんでいるのを○○はわかっていたのですね。

本当に信頼していけるカンケイになるまで
きっと時間がかかると思いますが、少しづづ努力していきたいと思います。

セッション受けてよかったです。
本当は直に受けたかったけど、うちは××なので…
もし△△でセッションされることがあるのなら、
直に○○に会っていただきたいと思います。
本当にありがとうございました。

サイトへの掲載の件ですが、○○に聞いてみたところ返事がなかったので、
写真なしで柴犬女の子5歳でお願いします。
内容はそのまま載せていただいて構いません。

                 ◇◇

* * * * *

なぜか分かりませんが、この子のセッションをきっかけに
立て続けに「噛む子」のセッションが続きました。
みんな試行錯誤してるんだなと思いました。
やっちゃったことに対して悲しくなるのではなく、
「本当は噛まなくてもいれる子なはず!」と信じて信じて
信じ切って付き合うことが大事なんだなぁと思いました。
やっぱり動物も人間もおんなじだ。
うまく付き合うには信じきることが必要なんだな。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。