動物対話士(R) の伊東はなんが、方言まで再現する的確なペットの通訳で飼い主さんとの本当の愛と豊かさを引き出してお伝えします。
ココちゃんの選択
2007年12月30日 (日) | 編集 |
「おばの家のワンコがとても苦しそうで、年も年なので
ワンコが私たちに伝えたいことがあれば全部聞きたい…」ということで
メールセッションのご依頼がありました。
お話しのお相手は「ココちゃん」と呼ばれている13歳の男の子ワンコ。

12月に入ってからココちゃんのケースのようなご依頼が増えました。
季節柄かもしれませんが、ひとつの命が終わりそうなことへの悲しさと、
最後の思いを汲んでもらえるありがたさを感じる季節となりました。

ココちゃんは本当に立派でした。
会いたい人がいるからそれまでは死ねないといい、
最期はいつもどおりにしててほしいし、
みんなが寝てるときに逝きたい…と言い、
一生懸命生きたから心配しないで見送ってほしいという言葉を
ご家族に伝えてからお空に帰りました。

そして、ご家族はその言葉を元にそれぞれの思い出話をしました。
ココちゃんがきっちりお約束を果たしてからお空に帰った姿を見て、
深いペットロスにならずに済んだとおっしゃってくださいました。
これがココちゃんが選んだ、彼なりの幕の引きかただったのかと思うと
とても心を打たれます。

以下、ココちゃんからの言葉です。
・なにか伝えたいことはある?
お母ちゃんの涙なめたげな…。それしとかんと(やり切れんわ)。
お母ちゃん(ボクの)そばにおって。一緒に寝て。
ボクがいつでも涙をなめてあげれるように一緒にそばに寝てください。
それから、ハチミツを溶いたぬるま湯を少しなめさせてほしいなぁ。
あとはいつもどおりにしててほしいねん。
できればみんながいつもどおりにそばにいて、いつもどおりに寝てるときに
みんなの寝顔を見ながら(お空に)帰りたい。
(朝起きてたら虹の橋を渡ってた…というのが理想のようです)
Sちゃんありがとな。お母ちゃんをよろしく頼むで。
やさしいて強がりなお母ちゃんだから、無理せんようにちゃーんと見張っといてな(笑)
なんか知らんけどだいぶ体が楽になってきたわ。
一生懸命生きたから心配ないで~。
「気ぃつけて行っといでー」って見送ってくれればええて。な。


・どこかつらいところはない?
息がちょっとな…。上手に吸えないんだよ。冷えてきたからかな。
毛布をようさんかけてほしいわ。今夜は少し冷えるな。
あったかくて甘いハチミツのを少しなめたいなぁ。
ほんのちょっとでええから。
う~ん冷えるなぁ。


(はなんが受けた感覚)
冷えるというのは体が虹の橋を渡る準備を
始めている感じを指すように思います。
体が楽になってきたというのもそのひとつかもしれません。
彼なりのタイミングを計っているところなのではないでしょうか。
おばさんが無理しないで逝ってもいいよと言っても、
まだ彼なりに待っている人がいるように感じます。
おばさんにはご家族がいらっしゃいますでしょうか。たとえばご主人とか。
お子さんよりもご主人を、もし独身なら大人の男性で思い当たる人
(Sさんのお父さんとか?)かもしれません。
ココちゃんが一目置いていた存在の男性に会いたいような感じがしました。
ココちゃんは最後までおばさんのそばにいて
慰めたり勇気付けたりするという仕事をまっとうしたいみたいです。

もしかしたら変な関西弁かもしれないけど、それはわたしの中の変換機が
うまく作動してないせいと思います(汗)
けど標準語ではなく関西の言葉で話してました(^^)
ココちゃんは死への恐怖等はないようです。来るべきものは受け止めるという感じ。
あとは「安心して送り出すよ」という人間の
心底の気持ちを待っているように感じました。
私も人には強く言えるけど、もしうちの子が…と考えると
とても弱くなると思います。
こんな時は持ちつ持たれつ…ですね。
おばさんの支えになって差し上げてください。


ココちゃんママはこのお話しをしたあと、急いで蜂蜜を買ってきて
ぬるま湯で溶いて飲ませてくださったそうです。
それまでは確かに体が氷のように冷たかったとか。
ハチミツを飲んで暖まってきたとおっしゃっていたので一安心をしました。
その後ココちゃんは二人の息子さんが帰省してくるのを待って、
ココちゃんママが2時間ほどココちゃんの隣で
うとうとしているうちにお空に帰ったそうです。
このお話しをしてから4日後のことでした…。

ココちゃんからのお話しを聞いてココちゃんママが
「ココが死を恐怖に思っていないことに安心した」とおっしゃっていました。
動物(特にワンコ)は自分よりも、家族の心配をします。
家族が自分の死を受け入れられるようになるまで、
体力の限界までそれを待ちます。
もしくはいつまで経っても無理そうなときは、
あっという間に逝ってしまいます。
ちなみに猫さんは「もう逝くからね。後は頼むよ~」
ということが多いように感じます。

人の世界には四十九日といって、
がこの世にとどまっていてもいい時間があります。
動物の場合にもそれと近しいようなものがある気がしています。
やはり四十九日くらいかなとも思いますが、それより早い気もします。
雰囲気としてはだいたい一ヶ月くらいかな。
もちろん飼い主さんが早く心を切り替えて、
お空に送り出して上げられればもっと早くお空に帰れます。
そうして生まれ変わる準備をしたり、
この世で学んだことの復習をしたり、
あちらの世界でのんびり暮らしたりするようです。

ココちゃんはきっとお空にスムーズに上がれたことと思います。
けど、新年は家族と一緒に迎えたいかもですね(^_-)☆
ココちゃん、13年間お疲れ様でした(^^)

2007年12月30日の虹@柏

写真は12月30日に地元で見えた虹。
この虹を使ってココちゃんが新年を迎えるためにおうちに帰ってるといいな
なんて思いました(^^)
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